電通(でんつう)という企業…6
バッタリ会った日下慶太氏から、佐治敬三賞を受賞したと聞いて私はビックリした。
佐治敬三賞なるものが広告業界でどのような権威を持つものなのかは知らなかったけれど、立派な賞なのだろうと私は推察した。
佐治敬三(故人)、サントリーの名物社長である。
開高健(芥川賞)や山口瞳(直木賞)は佐治敬三の元部下だったはずだ。
サントリー時代、2人は優秀なコピーライターであった。
佐治敬三はキャッチコピーを効果的に使う経営者だったのだろう。
「それでね、受賞パーティを開くことになりまして、もし都合が合うようでしたら定山さんも来て下さいよ」
そう言いながら日下慶太氏はパーティの通知をくれた。
覚えていてくれたことが嬉しくて「喜んで行かせてもらうわ」と即答。
そのような経緯で私はパーティに行くことになった。
文の里商店街チームでパーティに行くことになったのは3人。
江藤さん(理事長)、下村さん(事業部長)、そして私。
本当はもっと大勢で行きたかったんだけど、商店街店主で金曜日の6時過ぎに仕事を抜けられるのはこの3人だけだったのです。
会場に着くと結構な行列ができていた。
行列に沿うように商店街のポスターが貼られている。
「広告業界ではポスター展がまだ続いているんだ」と私は思った。
不思議な感じがした。



受付の近くには日下慶太氏の顔面アップ写真が飾られていて来場者の笑いを誘っている。
私は日下慶太氏と初めて会った時のことを思い出した。
髭(ひげ)はボーボー、髪(かみ)はモジャモジャ、ヨレッとしたTシャツにハーフパンツ、そして緊張感のない顔(笑)。
まさか、こんなことになるとは…。


会場は昔のキャバレーだから広い。
どういう性質のパーティなのか分からないまま、我々3人は空いている席に座る。
パーティは2時間くらいで終わるものと私は思っていた。

食事はビュッフェ形式。
いろいろなおかずの中に『文の里商店街』の商品がきちんとお店のポスターと一緒に並べられていた。
その心配りがやっぱり嬉しい。


こういう心配りって手を抜こうと思えばいくらでも抜けるものだと思う。
商品を並べてくれるだけでも十分にありがたいのに、わざわざ小さなポスターを作って横に置いてくれる。
ちょっとしたことなんですよ、確かに。
でも、そのちょっとしたことを実行に移すのが大変なのです、実際のところ。
手を抜いたって支障をきたす部分じゃないから。
『頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ』
というのが電通鬼十則の中にある。
そういう精神が電通の社員たちには浸透しているのだろうか。
そんなことを考えているうちにパーティが始まる。
あとの出し物が強烈過ぎて、パーティの最初のほうは私の記憶も曖昧なんだけど、とにかく会場が暗くなったのは覚えている。
北島三郎の『祭り』が大音量で流れ始めた。
日下慶太氏の登場である。
もし、見られる環境であるならば下の映像を見て欲しい。
私がスマホで撮ったものだ。
神輿(みこし)で運ばれる日下慶太氏。
髪はちょんまげ、殿様の恰好。
私はホンマモンのアホだと思った(笑)。
しかし、ただのアホではない。
彼はエリート集団「電通」に所属しており、しかもデキる社員である。
佐治敬三賞の受賞者であり、業界が注目している新進気鋭の若手クリエイターなのだ。

(カツラじゃありません)
馬鹿でなれず、利口でなれず、中途半端じゃなおなれず…。
極道の世界に住む人たちが好む言葉を私は思い出していた。
つづく…。
すいません、懲りずに長くなってしまいました。
次回で本当のラストなんだけど、明日は週刊エスマガです。
阿倍野区の不動産屋の独り言でした。
売却も購入も阿倍野区の不動産のことならエステート・マガジンへご相談下さい。
もっとエスマガのことが知りたい方は以下のサイトを!
ホームページは物件情報が中心。
≪エスマガ・ホームページ≫
フェイスブックは同業者に向けたメッセージ。
≪定山のフェイスブック≫
ツイッターは現在進行形のエスマガと定山。
≪定山の頭の中≫
佐治敬三賞なるものが広告業界でどのような権威を持つものなのかは知らなかったけれど、立派な賞なのだろうと私は推察した。
佐治敬三(故人)、サントリーの名物社長である。
開高健(芥川賞)や山口瞳(直木賞)は佐治敬三の元部下だったはずだ。
サントリー時代、2人は優秀なコピーライターであった。
佐治敬三はキャッチコピーを効果的に使う経営者だったのだろう。
「それでね、受賞パーティを開くことになりまして、もし都合が合うようでしたら定山さんも来て下さいよ」
そう言いながら日下慶太氏はパーティの通知をくれた。
覚えていてくれたことが嬉しくて「喜んで行かせてもらうわ」と即答。
そのような経緯で私はパーティに行くことになった。
文の里商店街チームでパーティに行くことになったのは3人。
江藤さん(理事長)、下村さん(事業部長)、そして私。
本当はもっと大勢で行きたかったんだけど、商店街店主で金曜日の6時過ぎに仕事を抜けられるのはこの3人だけだったのです。
会場に着くと結構な行列ができていた。
行列に沿うように商店街のポスターが貼られている。
「広告業界ではポスター展がまだ続いているんだ」と私は思った。
不思議な感じがした。



受付の近くには日下慶太氏の顔面アップ写真が飾られていて来場者の笑いを誘っている。
私は日下慶太氏と初めて会った時のことを思い出した。
髭(ひげ)はボーボー、髪(かみ)はモジャモジャ、ヨレッとしたTシャツにハーフパンツ、そして緊張感のない顔(笑)。
まさか、こんなことになるとは…。


会場は昔のキャバレーだから広い。
どういう性質のパーティなのか分からないまま、我々3人は空いている席に座る。
パーティは2時間くらいで終わるものと私は思っていた。

食事はビュッフェ形式。
いろいろなおかずの中に『文の里商店街』の商品がきちんとお店のポスターと一緒に並べられていた。
その心配りがやっぱり嬉しい。


こういう心配りって手を抜こうと思えばいくらでも抜けるものだと思う。
商品を並べてくれるだけでも十分にありがたいのに、わざわざ小さなポスターを作って横に置いてくれる。
ちょっとしたことなんですよ、確かに。
でも、そのちょっとしたことを実行に移すのが大変なのです、実際のところ。
手を抜いたって支障をきたす部分じゃないから。
『頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ』
というのが電通鬼十則の中にある。
そういう精神が電通の社員たちには浸透しているのだろうか。
そんなことを考えているうちにパーティが始まる。
あとの出し物が強烈過ぎて、パーティの最初のほうは私の記憶も曖昧なんだけど、とにかく会場が暗くなったのは覚えている。
北島三郎の『祭り』が大音量で流れ始めた。
日下慶太氏の登場である。
もし、見られる環境であるならば下の映像を見て欲しい。
私がスマホで撮ったものだ。
神輿(みこし)で運ばれる日下慶太氏。
髪はちょんまげ、殿様の恰好。
私はホンマモンのアホだと思った(笑)。
しかし、ただのアホではない。
彼はエリート集団「電通」に所属しており、しかもデキる社員である。
佐治敬三賞の受賞者であり、業界が注目している新進気鋭の若手クリエイターなのだ。

(カツラじゃありません)
馬鹿でなれず、利口でなれず、中途半端じゃなおなれず…。
極道の世界に住む人たちが好む言葉を私は思い出していた。
つづく…。
すいません、懲りずに長くなってしまいました。
次回で本当のラストなんだけど、明日は週刊エスマガです。
阿倍野区の不動産屋の独り言でした。
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