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認知症と精神科…4

婆ちゃんを精神病院に連れて行ったのは去年の12月29日。



主治医は施設(正確に表現すると施設で担当しているお医者さん)から文書をもらっていて、すでに婆ちゃんの状況は把握していました。

先生と話をして、施設で私が聞いていた報告はオブラートに包まれたようなマイルドなものだったと気付く。

色々と話をした後、主治医が私に説明した内容を要約するとこうなります。



施設に戻ってもらうためには頭をクリアにさせたり大人しくさせないといけない。

そうするには今よりも強いクスリを使うかもしれません。

ただし、今よりも強いクスリを使うと寿命が縮まる可能性があります(そういうデータがあるそうです)。

それでいいですね?




柔和な表情を浮かべながら優しい口調で先生が私に尋ねるのです。

頭が真っ白になりました。

婆ちゃんを精神病院に連れて来るだけでもものすごいストレスなのに、さらに冷酷な現実がつきつけられるわけ。



そのあとの会話を要約するとこうなります。

実際はもっと長い会話ですし、表現は柔らかく丁寧です。

そして、選択肢は多くありません。



 それを拒むとどうなるのでしょうか?

 大人しくならなければ施設には帰れないでしょうし、病院は治療するところなので、いつまでもいてもらうわけにはいきません。家に連れて帰って面倒をみてもらってもいいですが…。



そういう会話が続き、やはり主治医は私に尋ねます。

どうしましょうか?と。

クスリのリスクを説明したうえで選択の自由を私に与えてくれているのです。



息子が目に大きな病気をした時に、同じような選択を迫られたことがありましたが、その瞬間を思い出しました。

そして、息子の時よりは決断が楽でした。

人間は、子孫に対してよりも、祖先(祖母)に対してより冷酷になれるものなのかもしれません。



 寿命が縮まっていいわけではないですが、頭がクリアでなければ長生きしても意味がないですし、なにより祖母に居場所はありません。クスリが強くなるのを受け入れます。

 分かりました。



そこまで話をしたうえで、先生はこう言ってくれました。

「報告書よりもお婆ちゃんの状態は良いように見えます。暴れたりするようには見えないですね。もう少しだけ今のクスリのまま様子を見ましょう」と。

そのまま入院の手続きです。



入院の手続きを済ませ、婆ちゃんと病室に入る。

病棟に入るのにも鍵が必要だし、持ち物チェックがあり携帯電話も持ち込めない。

もちろん、病室にも鍵があり、ガラス張りで部屋の中が外から見えるようになっている。



「牢屋みたいだな」と私は思った。

とてつもない大きな叫び声が聞こえる。

病棟に入った私をジロジロと見る人がいるが、目の焦点は定まっていない。



ベッドで横になった婆ちゃんはしばらくすると眠りました。

飲んでいるクスリの影響だと思うんだけど昼間でもよく眠るのです。

私は自分自身を感情の量が少ない人間だと分析しているんだけど、それでも精神病院のベッドで眠る祖母を見ていると涙がボロボロと落ちてきます。



どうしてこんなことになってしまったのか?と。

人が老いるのは仕方がないし、人が死ぬのも避けられないことは分かっています。

そんな当たり前のことで、こんなにも苦しまなければならないのか、と。



こんな状態だったから迷ったんだけど、兄弟で相談して大晦日とお正月だけは婆ちゃんを連れて帰ることにしました。

大晦日とお正月は皆で世話ができるから。

婆ちゃんが余計に混乱することもあるのでメチャクチャ迷ったんだけど、連れて帰ってよかったと思います。

ただし、本人は大晦日とお正月のことを全く覚えていませんが(笑)。



2018.01.05 大晦日とお正月

お年玉2



そんなこんなを乗り越えて、一昨日(おととい)の外泊です。

先生の判断でクスリの種類は少し変えましたが、今のところ強いクスリは使っていない、とのこと。

何はともあれ、生きていくのも大変だけど、死ぬのも大変ちゅうことですな。



また一つ大人になりました。

そんな気がしております。

さてさて、ババアに会ってきますか。



阿倍野区の不動産屋の独り言でした。 
  
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